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'98.03.『シリウスにむかって撃て!』

   

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1998年3月上演。
『シリウスにむかって撃て!』

◎あらすじ

太陽のように赤く大地を染めるエネルギー「シリウス」。
その発明者である女性科学者は燃えゆく地球を避難船スペースランチから見つめていた。

「どうしてこんなことになってしまったのだろう…」

言葉とともに脳裏に蘇る、あの夏の日。
野球選手を夢見ていた少女の夏。

遠い夏の日、私は思った。
時が経ち、夢見たことすら忘れかけた時、もう一度あの夏がよみがえる。
あの真夏の9回裏が。
でも今度は思っただけじゃすまされない。

彼女のホームランには全世界の運命がかかっているのだ。

シリウス・・・おおいぬ座の一等星。全天でもっとも明るい星。その意は「全てを焼き尽くすもの」

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演者の熱量が客席の後方・隅まで散りばめられる今作品。

本物の様な点数表に実際に点数が入っていくたびに、これは本物の野球試合なんではないかと錯覚しそうになるほど、舞台上で懸命に攻めて守る選手たちの姿から存在しない野球ボールが見えました。

赤鬼では定番と言われる"タイムスリップ"ものではありますが、幼き自分と大人になって夢を叶えられなかった自分が重なる時、観る人もまた自分を重ねてくれる、長く愛されている『シリウスにむかって撃て!』

それではここで、土性正照より当時を振り返っていただきました。

「劇団赤鬼での初舞台の作品です。
この頃はお稽古が3ヶ月あり、初ダンス、初その場走り、初怒られ、初誉められの初尽くし。
初10キロ以上痩せた公演でもありました。
本番の日は緊張し過ぎて劇場近辺にて吐いた記憶がありますな~。
まだこの時の下村さんは客演さんで20代でお稽古場の隅っこでスーパーヨーヨーに夢中で『この人大丈夫かな?』と思い、ナミヲさんがムービングの曲を創って来た事に衝撃を受け、小野さんの子供感に驚愕し、吉村さんの熱量に熱狂しているみんなについて行く事が必死で時間が嘘みたいに速く進む時期でしたな~。」

土性さん、ありがとうございます!
何故か土性さんにだけコメントいただいていますが、それもまた特別でよろしいのではないかと思います。

何度も学校公演で上演してきた作品で劇団員それぞれが色んな役を演じた作品なので、今の劇団員だとどういった配役になるのかも気になるところです。

全力投球で見逃すな!
9回裏のエンターテイメント真剣勝負。

「女の子が野球選手になって、何が悪い!」

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