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【曜日変わり日記】竹田聡支「羽の記憶」

      2016/03/13

3月11日。

「あの日から五年」という語りから始まる報道特番が沢山ありましたね。僕は震災のあった2011年と翌2012に東北に撤去作業のお手伝いに伺いました。

僕が運転して行ったわけではなく、「連れて行ってもらった」という状態だったので、地図上で「どこ」というのは正直解らなかったのです。

僕が行ったのは陸前高田、大槌町、釜石。今も復旧、復興の途中にあります。あの当時と今とでは求められる活動も違ってきていることでしょう。さっき「桜の木を植えるボランティア」と言うものがあることを知りました。「写真を整理する」という活動もあるそうです。

まだまだやれることがありそうです、僕。まだまだこれから。微力ながら、お手伝いします。

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毎年3月に奈良東大寺の二月堂で行われる「修二会」に今年も行ってきました。僕にとっては「一年」を納める行事のようになっています。二月堂を見上げながら師匠に一年を納める報告をし、身にしみるような寒さを堪えながら、待つ。寒さで指先の感覚がなくなった頃、上がるお松明を静かに見上げる。

なんだかんだで僕は15年くらい続けています。修二会は1200年以上。まだまだです。

以前「お前がつまらないと嘆いた今日と言う日は明日を生きたいと思って死んでいった誰かの大切な未来だ」と言う言葉に衝撃を受けました。

とは言え、僕はこの言葉をそのまま舞台で表現して届けることが正しいこととは思ってはいません。探しますよ。僕達ならではのやり方を。

相変わらずだな、僕の文章は。田川さん、後は任せた。

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